西宮市甲風園の耳鼻咽喉科、アレルギー科、ほうき耳鼻咽喉科クリニック。西宮北口駅北西出口より徒歩1分。

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中耳炎
中耳炎

よく耳にする「中耳炎」という言葉ですが、耳と鼻をつなぐ管を通じて、鼻や喉のほうから細菌やウイルスが入り込んでしまうと、起こってしまう病気です。その名の通り、鼓膜の内側である中耳が炎症を起こしてしまいます。子どもの場合、風邪をひいたのをきっかけに発病することが多く、そのまま放置すると慢性中耳炎や滲出性中耳炎に移行することがあります。

急性中耳炎

小児にとても多い病気です。風邪をひいた時に「耳が痛い」と子供さんが泣いた場合、急性中耳炎である可能性が高くなります。細菌やウイルスが鼓膜の内側(中耳)に入って暴れている状態です。治療法としては、細菌感染が疑われる場合は抗生物質の投与や耳や鼻の処置が必要となってきます。状態に応じて鼓膜切開の手術を行います。

滲出性中耳炎

中耳に液体がたまった状態です。小児は、急性中耳炎が改善した後も中耳に液体が残り、慢性化して滲出性中耳炎になることがよくあります。アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎の子は特に改善しにくいので、根気よく通院して中耳に空気を通す必要があります。ご高齢の方が滲出性中耳炎になりやすいのは、中耳が液体を排出する機能(耳管機能)が衰えてしまうためです。この場合も空気を通す治療を根気よく続けます。気長に頑張らないと治療が難しい病気です。自然に滲出液の排出が難しい場合には、鼓膜切開や鼓膜に換気用のチューブを挿入する事があります。

慢性中耳炎

鼓膜に穴があいたまま、塞がらない状態の病気です。手術せずに耳の処置だけで様子をみることもできますが、場合によっては手術が必要です。患者さんの状態や希望などに応じて対処しています。